


昨年はサポートバンドとしての出場で、
今回O'Phanとして申請してみたら受理して貰えたので、
晴れて自分たちの持ちネタを披露してきました。
残念ながら中村君が都合合わなくなってしまったので、
一番長い付き合いの深江さんに打診。
初日はselki stage、音が回るし観客と距離があるのだけど、大音量でやれて清々しい。
すぐ横でLiz Carrollがフィドルワークショップをやっていたのですが、
その後の自分のステージで「さっきやってくれてたけどー」といって弾いた生Anlone Mckeny。
ちょっとした感動です。
Karan Casey夫妻にも会えて、覚えててくれたので感動。
その日はリズ&Jake Carronのステージを観て、無駄の無いパワープレーに感動、
カランさんバンドはちょっと路線がリズム系アイリッシュではないので重たかったかな。。
ツレチャンのNiall Vallelyはコンサでそんなモダンなアドリブとるんかい!
とこの私めが突っ込みたくなるくらいでした。
夜は滞在先ホテルのバーフロアで、
初代solasのボックスプレイヤーJohn Williamsホストでセッション。
正直最初ちょっと変な奴だなと思ったけど、最後までその印象は変わらず(笑)
(→バウロン叩いたり、ギター弾いたりしてた)
昨年出場の地元バンドFlash pointの兄弟も来ていて、
そして相変わらず彼らの英語が特に聞き取れず。。
リズキャロルも来るかと思って強壮剤飲んだのだが現れず、
その甲斐合って22時〜2時半の長丁場も目が冴えたまま。
その元気の前借りが翌日アダになる。
二日目はpooka stage、湖畔を背にトリのTannahill Weavers前にプレイ。
実はその日の朝に喉をやってしまい、早口歌が惨敗。くやしー
スタンディングオベーションを頂き、おっちゃんたちにバトンタッチ。
タナヒルの一曲目はハモクリでコピーしているあのslide。また感動。
出番の前に観たThe Prodigalが、
昨晩ちょこっと隣に居たボックスとフィドルのにーさんだったのに気付く。
歌ものロック系アイリッシュ。その後話す機会が無かったけど、アルバムを購入。
それと時間かぶってたので途中からだったけど、
Karan Caseyのソングワークショップを観戦。
「この歌の歌詞知ってる人いる?」という振りのもと、
どんどんアカペラで一人/観客と歌ってゆくという百人切りみたいなWS。
中には積極的に歌い出す人も居たけど、これが普通のその辺のおっさんなのに上手い。
親父殿にステージに送り出されたキッズ×3が歌ったのが、
初日にやったwill you go, lassie go?(O'Phan2ndに収録)だったので、
バージョン違うし5番まであるし(3番までしか知らない)、感動。
Siuli A Run(戦死前提の恋人を精一杯戦争へ送り出そうとする彼女の歌)でホロホロしてたら、
カラン本人に終わった後に「泣かせちゃって悪かったわね」と突っ込まれたり。
二日目の夜は体調の為に少し遅れて階下へ出陣。
(むしろこちらが本番なのではという気合いの入れようというかペース配分です)
初日夜は顔を出さなかった最近来日のテアダ(って読むのかな?)のフィドラー、
Oisín Mac Diarmada&Liz様も降臨して、ステップクルー&ローカルプレイヤーと
ジョンウィリアムズホストチームの二手に分かれてセッション。
何がすごいなぁと思ったかというと、そりゃ当然かも知れないけれど、
セッション中のリズの出音の超控えめなこと。
そこそこのパワー音量&アドリブがゴリゴリ繰り出されるかなと思いきや、
人が増えればカウンターこそ出すけど、
着いて来てる頭数と出音が少ない時は、10分の1くらいに押し殺してる感じ。
それでもあのオッ、イヨッってな拳と弓さばきは圧縮されているから感動。
Oisin氏は今回ここで初めてお会いして聴いたのだけれど、
何地方スタイルとかわかんないけど正統派手練という印象。
その二人のささやき合う様な音量で交わされる、高濃度の情報がくるくる踊るフィドルが極上。
あの次元には、地元バンドのキャラ売りねーちゃん達は到底足元にも及ばないです。
ネイティブとか関係ないね。
そのどちらも、日本人である我々にも言えることだと思うけども。
翌朝ホテルを離れて昼の便でテキサス→ニューヨークへ。
風邪が気管支炎フルコースに変貌したので、鼻は詰まってて折角の街の匂いもわかんないし、
すこぶる眠かったのだけど頑張ってタイムズスクウェア近辺を3人でうろうろ。
(新宿渋谷秋葉原銀座を全部集めた様なとこでした)
深江さんには申し訳なかったんですが、退散して撃沈。
そして翌朝折角だしうろつこうと宿をでかかった所で、観光欲に燃える深江さんに出くわしたので、
地下鉄を使ってSouth Ferryの自由の女神手前まで。
女神様は大分まだまだ遠かったのですが、とても奇麗な海辺の公演でした。
二次大戦の慰霊碑も迫力あった。
その火曜日の昼便で、14時間+成田から家前で2時間かけて水曜日の夜に帰国。
ひとこと言えば、スペインでだいぶ英語喋れてる気がしてたけど、
英語ネイティブ舐めてた。他の二人がペラペラなのもあったけど、
ちょっとコミュニケーション自己努力不足でした。無念。。
と思ったけど、wisconsin出身のフィドラーに「テキサスの奴らは喋るの早いから気にすんな」
と言われたのでそういうことにしておきます。(その彼とは会話出来ましたもん)
あと、マイ・ヒーローが目の前にいるとホントに何話していいかわかんなくて。
Eileen Iversにあえてそんなに会いたくねぇなと正直思ってるのも、そのせいもあるし。
言い訳ですけどね。
テキサスは夏で、ニューヨークは冬でした。
ニューヨークの夜にDylan Foley(昨年ACFで会った、オールアイルランドチャンピョンフィドラー)
とセッションしようぜって話があったけど、予定が合わず実現せず。
残念だったけど結果的に良かったのかも。
しかしホントにこういった真剣勝負に立つと、アスリートやってる気分のこの頃です。
アメリカの食いもんで元気の前借りが危険なのはよくわかりましたが。
(ガスボンベサイズのMonsterとかありましたし)
次は体調、メンツ共に万全を期して挑みたいなと。
ご縁があればですが、来年夏にも別のフェスに行けるかも。
英会話は赤点の出来でしたが、良いチューンもいくつか仕入れて来たので、
セット組んで見たり、セッションで出したり、教え子にお裾分けしたり、
ちょっとずつ手元で暖めたいと思います。
共闘遠征のおふたり、今回出会った皆々様に多謝!

with Karan Casey & Niall Vallely

with Liz Carroll